新人の成長を促すには徹底的に自分で考えさせること

入社して間もない頃のインタビューの時(参照)には、「いずれは会社の成長に携われる人間になりたい」と話していた私。入社3年目となった今は係長になり、会社の成長に微力ながら貢献できるようになってきました。

1年目に比べて変わったことは、お客様との向き合い方です。入社当初は仕事についてわからないことばかりで、このやり方で合っているのかと不安ばかりでした。その時の先輩からの指導の仕方は、ただ答えを教えるのではなく、自ら考える力をつけさせてくれる方法だったおかげで、徐々に不安から抜け出す糸口が見えてきました。どのようにしたらお客様の課題を解決できるのかを自ら考え、提案した内容でお申込み頂ける経験が増えるにつれ、自信を持って営業ができるようになりました。

そして、たくさんの場数を踏み、お客様からも社内からも評価を得られるようになった2024年7月、係長に任命されました。主任という役職を経て係長になった今、より責任感が増したと言うのでしょうか、プロとしてお客様の期待に応えられているかを常に考えていますし、私の振る舞いが部下の手本となると意識しながら業務を行っています。

育成は対等の目線でじっくりよく対話すること

メンバーの育成では、じっくりよく対話をするよう心がけています。例えばミスが起きてしまった際には、「ミスが起きてしまったことは仕方がないよね。でも何でこうなってしまったのだろう?再発しないようにするにはどうしたら良いだろう?」と、一緒に考えるようにしています。

ミスの原因すべてがその社員にあるわけではなく、私の指示の仕方が悪かったのかもしれない、きちんと理解させていなかったかもしれないなど、私が改善指導する側のはずが、自分も指導力を磨かなければいけない点が明確になります。そういう意味でも部下や後輩とは、対等なスタンスで対話をしながら、お互い成長していければと思っています。

将来の管理職としての準備「厳しさ」と「やりがい」を同時に感じれる日々

係長になりたての頃は、優先順位の付け方を間違えて、仕事が終わらなくなったことも多くありました。このままではいけないと危機感を感じ、まずは部下との関わり方を改めるようにしました。人によってベースの考え方が違うため、自分の考え方を押し付けるのではなく、すり合わせるように伝達事項を共有したり、なるべく解釈がズレないように、言葉にも表情にも気を配りながら話をするようにしました。今では徐々にメンバーの育成がスムーズにできるようになり、その人の成果が自分事のように嬉しく感じることができ、育成者として遣り甲斐を感じるようになりました。

幸い社内のメンバーは、皆が解決志向なので、どういう対策を取ればいいかを一緒に考えられます。1on1やバディ制度などで部下と会話することが多いですが、制度を利用するだけでなく、些細なことでもすぐ気がつくようにすることや、意見を言い合える関係性構築が大切だと考えています。今後も常に開放的なチームであり続けるような雰囲気づくりと、管理職としての準備をしっかりしていきたいと思います。

社長も上司も感謝の言葉を伝え合うことのできる組織

チームメンバーと意見を言い合えるだけでなく、社長に対しても自分の考えを伝えるようにしています。他の企業だったらあり得ないくらい、言いたいことは言っています(笑)
社長には採用面接の時からずっと良いフィードバックをもらえることが多いですし、社員想いで熱い部分をずっと変わらずに持っている人です。以前から案件の進め方などは相談に乗ってもらっていましたが、係長になってからは、部下育成に関する相談もするようになりました。打ち合わせが終わった時や、会社に戻ってきたタイミングで「がんばってくれているね」と社長から声をかけてくれる時があります。自分の仕事ぶりを見てくれているのは心強いですし、純粋に嬉しいです。

業務に対する解像度が徐々に上がってきたので、社長はこんなに考えることが多いのかと気づくようになりました。経営者って、自分の想像以上にとても大変なのだろうなと。もっと経営者目線で物事を見られるように、経験を積み重ねていきたいです。

社長以外にも、私の直属の上司の存在が大きいです。引きだす力が強く、私やみんなの意見をしっかりくみ上げてくれるので、そのお陰もあってだいぶ働きやすくなりました。営業についてだけでなく、お客様への向き合い方についても指導してくれますし、自分がここまで成長できたのは本当にその上司のお陰で、いつも感謝の気持ちで一杯ですし、感じたときはいつも伝えるようにしています。何より凄いのは、私自身が仕事全般楽になったので、個人の育成だけでなくチーム全体をそうさせたことなど、本当に尊敬できる上司です。

今を楽しむことと、未来の自分が楽しく働けるスキルを身に付けてほしい

部下には、楽しく働いてほしいと思っています。今をただ楽に過ごすという楽しさではなく、1年後2年後に独り立ちする時に楽しく働けるスキルを身に付けているかどうかは、1年目の過ごし方が大事だと思います。

例え1年目が辛くても、その後はずっと楽しい方が、自分にもお客様にも良いはず。未来に仕事を楽しんでほしいから、部下が悩んでいるとしても、すぐ答えを伝えるのではなくて、敢えて自分で考えるような質問をして、成果を自分で作れる力を付けられるように導けるように促しています。私が入社した当初の先輩が同じように指導してくれていて、正直その時はなぜそうするのか理解できませんでしたが、振り返ると間違いなく自分の力になっていると感じています。私も同じような育成・指導方法を引き継ぎ、後輩に伝承していけたらと考えています。

また、社会人としての汎用的なスキルを身に付け、能動的に働きたい方には、ハイファクトリの環境は合っていると思います。まずは選考を通して個性豊かなメンバーと話していただき、ピンときたら是非一緒に働く仲間になってもらいたいです。
役職 係長
卒業年度 2022年3月
出身校・学部 早稲田大学 文化構想学部
出身地 東京都
受賞歴 ハイファクトリAWARD2023 優秀賞受賞